SEO対策の誤解・誤った情報が氾濫している？

今まで当サイトは合計で数百というホームページを制作し，SEO対策関連の書籍も大量に精読してきましたが，制作したホームページやSEO対策に成功しているホームページを検証すると，誤った多くの「SEO対策情報」が氾濫している事がわかってきました。

たとえば，”HTMLソースはキレイな方がいい”と言われたり”W3C”の規格に適合したホームページがいいなどと言われています。でもよく調べてみたり，実験ホームページを公開してみると，両者とも必ずしも結果を大きく左右する事はない。
ということが解ります。

ソースに関しては，編集する際に制作者が解りやすくしておく必要はありますが，現在の検索エンジンは大変優秀で必ずしも検索エンジン用にソースを綺麗にする必要はないと思います。

W3Cの規格はブラウザの対応状況にも影響しあまりにも大きな誤りのあるソースを書いてしまうと意図した表示が出来なくなります。そういった意味では非常に重要ですが，これも”SEO対策”という観点からは大きく結果が
左右することはありません。

実際各ブラウザで意図した表示が出来ていれば多少ソースが間違っていてもSEO対策には大きく影響しませんし，それだけでサイトの優劣を判断されることもありません。
その証拠に大手ポータルサイトやニュースサイトなどもW3Cに適合したものばかりではなく，多少のミスはあるものです。

それでも上位表示されていますよね？

SEO対策とひとことで言っても上位表示させる要素は他にも沢山あります。

以下当サイトが検証した結果をいくつかまとめてみました。

検証内容	検証結果	備考
flameはよくない	○	ただし使い方によってiframeはOK
テーブルレイアウトはよくない	△	使い方次第
自動生成のコンテンツはよくない	△	使い方次第OKな場合もよくある
内部リンクを絶対パス(URL)で指定	×	何も変わらない
indexファイルを各ディレクトリに配置	△	ディレクトリの作りすぎやindexファイルの多すぎは×。でもそれなりのページ数になればディレクトリで分けるのは重要
キーワードの出現率調整	△	5%～10％とよく言われましたが，そんな事は全くありません。むしろ一つのコンテンツの量がすくなければキーワードは数個でも上位表示可能です。(ただし条件があります)
Titleタグの重要性	○	これは検証するまでもないぐらい重要です
バックリンクのアンカーテキスト	○	Yahoo!やGoogleで”出口”や”退場”を検索すると，検索エンジンが沢山出てきますよね？この結果が重要性を物語っています。
オールFLASHサイトはよくない	△	コンテンツによっては上位表示も可能な場合がある
ワンポイント程度のFLASHはSEO対策上影響しない	○	これは影響しません。最近GoogleではFLASH内の文字を読み込む場合がある事も解っています。
PPCをやるとSEO上よい	×	そんなことはありません。
metaタグのキーワード	△	少し昔と比べるとあまり影響しませんが，状況によっては有効になります。またライバルの意図が解る場合もあります。
metaタグの紹介文	△	一部の検索エンジンに対して有効なので書くべきですが，SEO対策という意味ではあまり期待出来ません。
コンテンツの内容	○	これはある意味SEOの小手先の技術よりも大切なことです。
サイトマップ(XML)	○	これがあるのと無いのじゃ結果が全く異なります。
サイトマップ(HTML)	△	これはなくても上位表示は十分に可能。
<h1>タグの重要性	△	やらなくても上位表示は可能ですがこのタグには色々な裏技があります。
大量のバックリンクがスパムになるかどうか	△	リンク元にもよりますが，基本的に問題ありません。これが書籍でよく書かれているようにスパムになるのでしたら，ライバルは大変なことになりますよね(笑)もちろん”大量”の定義にもよりますが，数百では影響しませんでした。
リンク元の質	△	質がいい方がいいですが，悪くても，変なサイトからのリンクでなければそれほど気にする必要はありません。
バックリンクが少ないと上位表示できない	×	全然そんな事はありません。もちろんあった方が上位表示は楽ですが・・当サイトのSEOはバックリンク1件でも上位表示を継続させた例も複数あります。