投稿日:
弁護士や司法書士の先生方のもとには、日々さまざまなWeb業者から営業の電話やメールが届くと思います。
「貴所のサイトをすぐに検索1位にします」 「格安で大量の被リンクを提供します」
このような甘い言葉には、大きな落とし穴があります。 Googleは現在、不正な方法で順位を上げようとするサイトに対して、非常に厳しいペナルティ(順位降下や検索結果からの削除)を課しています。
かつては通用した手法でも、今は「やってはいけないSEO(ブラックハットSEO)」になっているものが数多くあります。今回は、知らずに手を出すと取り返しのつかないことになる、危険なSEOの具体例をご紹介します。
絶対にやってはいけないSEOの具体例
昔はやったSEOとして「隠しテキスト」や「ワードサラダ」といった古い手法がありましたが、手口は時代とともに変化しています。現代において特に注意すべきなのは以下の3点です。
- AIによる「低品質記事」の大量生成
ChatGPTなどの生成AIが登場し、誰でも簡単に文章を作れるようになりました。 しかし、「AIで書いた当たり障りのない記事」をそのまま大量に投稿するのは非常に危険です。
Googleは現在、「独自性(オリジナリティ)」のないコンテンツを低品質とみなして評価を下げる傾向にあります。 特に弁護士や司法書士のような法律情報は、誤った情報が人々の生活に悪影響を与える可能性があるため、AI任せの不正確な記事は「スパム扱い」されるリスクが高いのです。
- 不自然な「被リンク」の購入
「他のサイトからリンクを貼ってもらう(被リンク)」ことは、SEOにおいて依然として重要です。 しかし、これをお金で解決しようとしてはいけません。
「1万円でリンクを100本貼ります」といった業者からリンクを買うと、GoogleのAI(SpamBrain)に即座に検知されます。 「無関係なサイトからの大量リンク」や「質の低いサイトからのリンク」は、評価を上げるどころか、「リンク操作によるガイドライン違反」としてペナルティの対象になります。
- コピーコンテンツ(他社サイトの模倣)
「競合のサイトの良い記事を少し書き換えて載せる」 これも絶対にNGです。
Googleは、どちらが先に公開された記事かを正確に把握しています。他事務所の記事をコピー&ペーストしたり、語尾だけ変えたりしたような記事は、コピーコンテンツ(重複コンテンツ)と判定され、検索結果に表示されなくなります。 士業としてのモラルも問われるため、百害あって一利なしです。
「ペナルティ」を受けるとどうなるか?
もし、上記のようなブラックハットSEOを行ってしまうと、Googleからペナルティを受けます。
検索順位が圏外(100位以下)に飛ばされる
検索結果に一切表示されなくなる(インデックス削除)
一度ペナルティを受けると、解除されるまでに数ヶ月〜数年かかる
つまり、目先の順位を上げようとした結果、Web集客の手段をすべて失うことになりかねないのです。
「王道」こそが最短の近道です
以前、実験的にリスクのある手法を検証したこともありますが、現在のGoogleのアルゴリズムは非常に優秀で、小手先のテクニックは通用しなくなっています。
特に士業のホームページにおいては、 「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」 を高めることが唯一の正解です。
- 先生ご自身の言葉で、実務経験に基づいた記事を書く
- 相談者の悩みに真摯に答えるコンテンツを作る
これこそが、Googleに評価され、かつ相談者からの信頼を得るための「王道」です。
弊社では、Googleのガイドラインに準拠した「ホワイトハットSEO」のみをご提案しています。 「この業者の提案は大丈夫かな?」と不安に思われた際や、正しいSEOで着実に順位を上げたい先生は、ぜひ一度ご相談ください。

