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2015年4月、Googleが「モバイルフレンドリーアップデート」を発表し、業界に激震が走ったことを覚えている先生もいらっしゃるかもしれません。当時はまだ「パソコン用のサイトをスマホで見られれば十分」という考え方も残っていました。
しかし、あれから10年が経ち、状況は完全に一変しました。 2025年現在、弁護士・司法書士などの士業ホームページにおいて、「スマートフォンへの最適化(レスポンシブデザイン)」は、もはや「推奨」ではなく「必須条件」です。
今回は、なぜ今、スマホ対応をしていないと集客ができないのか。その致命的な理由と、最新のモバイル戦略について解説します。
- Googleの評価基準は「スマホサイト」が主役に
現在、Googleの検索エンジンは「モバイルファーストインデックス(MFI)」という仕組みを採用しています。
これは簡単に言うと、 「検索順位を決めるとき、Googleはパソコン版のサイトではなく、スマホ版のサイトを基準に評価します」 というルールです。
つまり、どんなにパソコンで見るとき綺麗なホームページであっても、スマホで見にくかったり、表示速度が遅かったりすれば、「Googleからの評価(順位)は下がる」ということです。 「ウチのお客様は高齢者が多いからPCサイトでいい」という言い分は、残念ながら現在のSEOにおいては通用しなくなっています。
- ユーザーの8割は「スマホ」から相談に来る
次に、ユーザーの行動変化です。 弊社で管理している士業事務所様のアクセスデータを解析すると、取り扱い分野にもよりますが、アクセスの70%〜90%がスマートフォンからの閲覧です。
特に以下の分野では、その傾向が顕著です。
離婚・不倫問題(家族にバレないよう、隠れてスマホで検索する)
借金・債務整理(手元のスマホで解決策を探す)
交通事故・刑事事件(現場や移動先から緊急で検索する)
このようなユーザーが、文字が小さくて拡大しないと読めない「PCそのままのサイト」を開いた瞬間、どう思うでしょうか? 「読みにくい」「使いづらい」と判断し、3秒以内に「戻るボタン」を押して、競合のスマホ対応サイトへ流れてしまいます。
かつて懸念されていた「スマホサイトは離脱率が高い」というデータは、今や逆転しています。「スマホに最適化されていないサイト」こそが、離脱率を高めているのです。
- 「レスポンシブデザイン」で管理も集客もスマートに
昔は「PC用サイト」と「ガラケー/スマホ用サイト」を別々に作る手法もありましたが、現在は「レスポンシブWebデザイン」が世界標準です。
これは、1つのホームページが、見る人の画面サイズ(PC、タブレット、スマホ)に合わせて、自動的にレイアウトを最適化する仕組みです。
【レスポンシブデザインのメリット】
Googleが公式に推奨している(SEOに強い)
修正の手間が1回で済む(PCとスマホで別々に更新する必要がない)
URLが1つに統一される(シェアされやすい)
- 「電話」への導線はスマホならではの強み
スマホ対応の最大のメリットは、「アクション(問い合わせ)へのハードルが低い」ことです。
パソコンの場合、電話番号を見て、手元の電話機に入力し直す手間があります。 しかしスマホサイトなら、画面下部に固定された「電話相談ボタン」をタップするだけで、すぐに発信が可能です。
また、最近では「LINE相談ボタン」の設置も非常に効果的です。 「電話は緊張するけれど、LINEなら」という層を取り込むことができ、結果として以前よりもコンバージョン(問い合わせ率)が向上している事務所様が多数いらっしゃいます。
まとめ:今すぐご自身のサイトをスマホで確認してください
もし、先生の事務所のホームページをスマホで開いたとき、
文字が小さくて拡大しないと読めない
リンク同士が近すぎて押し間違える
画面の端が切れている
このような状態であれば、機会損失を生んでいる可能性が非常に高いです。
弊社で制作するホームページは、標準仕様で「レスポンシブ対応」となっております。 PCでの信頼感あるデザインと、スマホでの使いやすさ(UI/UX)を両立させたサイト構築が可能です。
「自分のサイトがスマホ対応できているか不安」「スマホからの問い合わせを増やしたい」という先生は、ぜひ一度無料診断をご利用ください。

