【2025年最新】弁護士・司法書士HPのSEO戦略|激戦区で勝ち抜くための2つのアプローチ

前回の記事で弁護士(法律事務所)や司法書士がホームページを制作して集客を期待する業務を記載すると偏りが出てしまい,競争が激しくなるとご説明しましたが,今回は,競争が激しい業務の”競合するホームページとの戦い方”をご説明していきたいと思いますが,お伝えしたいことが多いため複数回に分けたいと思います。

 

1. 士業HPのSEOを取り巻く現状:なぜ上位表示は難しいのか?

まず、現在の士業ホームページのSEO環境を正しく理解する必要があります。

利益率の高い特定業務(相続、離婚、債務整理など)の分野では、検索結果の1ページ目に表示される10枠の椅子を、数千もの競合サイトが奪い合う「椅子取りゲーム」が繰り広げられています。これは元記事を執筆した当時から変わらない、むしろ年々熾烈になっているのが現状です。

しかし、SEOによって獲得したアクセスは、広告費をかけずに継続的な集客が見込める、非常に費用対効果の高い手法です。だからこそ、この厳しい競争に勝ち抜かなければなりません。

そして2025年現在、Googleは単なるテクニックではなく、コンテンツの「質」をこれまで以上に重視しています。特に、人の人生や財産に大きな影響を与える法律分野(Googleの用語でYMYLと呼ばれます)では、E-E-A-Tという4つの指標が極めて重要視されます。

  • Experience(経験):そのトピックに関する実体験があるか
  • Expertise(専門性):その分野の専門家であるか
  • Authoritativeness(権威性):その分野の第一人者として広く認められているか
  • Trustworthiness(信頼性):情報が正確で信頼できるか

小手先のSEO対策はもはや通用しません。相談者の課題に真摯に向き合い、専門家としての知見を余すことなく提供することが、上位表示への唯一の道となっています。

2. 激戦区で勝ち抜くためのSEO戦略:2つのアプローチ

では、具体的にどう戦うべきか。そのアプローチは、大きく2つに分けられます。

アプローチ1:『専門サービスページ』で“今すぐ客”を捉える(主要キーワード戦略)

これは、「遺産相続 弁護士」「名古屋 債務整理」のように、検索する回数が多く、相談意欲も高いユーザーが使うキーワード(主要キーワード)で上位表示を狙う、王道のアプローチです。

これらのキーワードで上位表示できれば、多くのアクセスが見込めるのは言うまでもありません。しかし、ただ闇雲にキーワードを詰め込んだページを作っても意味がありません。重要なのは、そのキーワードで検索するユーザーの「検索意図」を完璧に満たすことです。

例えば、「遺産相続 弁護士」と検索する人は、何を知りたいでしょうか? 「費用はいくらかかるのか」「どんなことを頼めるのか」「他の事務所との違いは何か」「解決までの流れは?」…など、様々な疑問や不安を抱えているはずです。

これらの疑問に先回りして全て答え、競合サイトのどこよりも詳しく、分かりやすく、そして安心できる情報を提供できる網羅的で質の高い専門ページを作り込むことが、このアプローチの核心です。先生方がご自身の判断で原稿を書くと、どうしても専門家目線の「伝えたい情報」になりがちです。しかしSEOで勝つためには、相談者が「知りたい情報」を軸にページを設計する必要があります。

アプローチ2:『お役立ちコラム』で“未来の依頼者”を育てる(ロングテール戦略)

もう一つのアプローチは、一つひとつの検索回数は少ないものの、無数に存在する具体的なお悩みキーワード(ロングテールキーワード)を狙う方法です。

例えば、「相続放棄 3ヶ月過ぎた どうする」「夫の借金 離婚 財産分与」といった、より具体的で切実な悩みが反映されたキーワード群です。

実は、ホームページへのアクセス全体の約8割は、こうしたロングテールキーワードからもたらされています。検索ボリュームが大きい主要キーワードは、全体のアクセスの2割にも満たないのです。

このアプローチは、単に「記事を増やしまくる」という物量作戦ではありません。相談者が抱える一つひとつの具体的な悩みに、専門家として丁寧に答える「お役立ちコラム」を、質の高い記事として継続的に発信していく戦略です。

一つひとつの記事からのアクセスは僅かでも、価値ある記事が10、50、100と積み上がっていくことで、結果的に主要キーワードを上回るほどの膨大なアクセスを集めることができます。さらに、継続的な情報発信は、先生の事務所の「専門性」と「信頼性」をGoogleと未来の依頼者に証明する、最も有効な手段となります。

まとめ:理想は“両輪”でのサイト構築

SEOで成果を最大化するための理想形は、これら2つのアプローチを“両輪”で進めることです。

  1. アプローチ1の『専門サービスページ』で、サービス内容を深く理解してもらい、相談へとつなげる「受け皿」を強固に作る。
  2. アプローチ2の『お役立ちコラム』で、まだ悩みが漠然としている潜在的な相談者を集客し、その専門性を信頼してもらった上で、受け皿であるサービスページへと誘導する。

この戦略的な導線を設計し、運用していくことが重要です。

かつては「毎日更新」が推奨された時期もありましたが、今は「量より質」の時代です。質の低い記事を量産することは、かえってサイト全体の評価を下げるリスクすらあります。まずは月数本からでも構いません。相談者の悩みに深く寄り添った、先生にしか書けない価値ある情報を丁寧に発信し続けること。それが、2025年現在におけるSEOの王道であり、最も確実な戦い方なのです。




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