以前のコラムでも法律事務所のホームページの改善事例としてお問い合せフォームについて触れましたが今回もお問い合せフォームに関してです。
お問い合せフォームの項目が多すぎてはいけないことは以前の記事で書いた通りですが,今回は違う角度から書いてみたいと思います。
弁護士のホームページのお問い合せフォームから問い合わせをしてくる人たちは色々な理由があります。
例えば,
”こんなことは弁護士に相談すべきなのだろうか解らない”
”営業時間外だからとりあえずフォームから問い合わせ”
”電話がつながらなかった”
”他の事務所にも同じメッセージを送信している”
”耳が聞こえない”←最近解ったのですが意外と多いようです。
というような理由があることがあります。
理由は様々ですが,”電話をすることに心理的なハードルを感じている”というケースも多いのです。
そのため私どもが作成した弁護士のホームページのお問い合せフォームには”希望の回答方法”という項目を設けてハードルを下げています。
実際は,希望の回答方法が”メール”となっていたとしても,内容が分らず電話をすることも多いようですし,正確かつ誠実に業務を遂行するためにも最初は電話をするべきだと思いますので,お客様には”メール”で回答を希望していても電話をしてくださいと伝えています(笑)
このフォームの項目は今でこそ普通に設けている法律事務所をみかけますが,おそらく士業業界では私どもが作成したホームページが一番最初なのではないかと思うほど早く項目を設けました。
当たり前に作成しているフォームですが,この項目は本当に色々な思い出があります。
お問い合せフォームを作成している弁護士や法律事務所のホームページなら是非”お客様の立場にたった項目”も意識してみてくださいね。
私どものお客様の競合事務所の情報は常に収集していますので,もし工夫したフォームを見かけたら参考にします(笑)
冗談はおいておいて,フォームはお客様とクライアント様が接触するための重要な手段ということを再認識していただければ幸いです。