弁護士や司法書士などの士業に広がるビジネスチャット

弁護士,司法書士,税理士などの士業の中で急速に普及しているツールには様々な用途のものがありますが,なかでもビジネスチャットは多くの方が利用している印象を受けます。

そしてビジネスチャットは多くの士業事務所が外部の取引先とも利用することが増えているという話を耳にしますが,トラブルも聞きますので色々な視点で書いてみようと思います。

士業が使う定番ビジネスチャット

ビジネスチャットは非常に多く存在しますが,士業の方がよく利用していると感じるものには以下のものがあります。

・Chatwork
・Slack
・Microsoft Teams
・GoogleChat

上記のビジネスチャットにはそれぞれ特徴がありますので次に特徴をあげたいと思います。
ちなみに私は全部利用しています。(使用頻度が少ないものもありますが・・(笑))

Chatwork

ビジネスチャットを日本企業が導入する場合,必ず候補にあがるのがChatworkではないでしょうか。
正確な数値をとっていませんので割合は分かりませんが,士業のお客様とビジネスチャットを使用してやりとりをする場合によく希望されるのは間違いなくChatworkが圧倒的に多いです。
個人的にはChatworkのタスク機能は便利だと思います。

Slack

Slackは海外製のビジネスチャットサービスですが日本語に対応しており英語が苦手な私でも使えます。
そしてChatworkよりも便利だなと感じるのは検索機能です。
そして様々な外部サービスとの連携もChatworkよりも安定しており連携対応しているサービスが多いためSaaS形式のサービスを多く利用しているような場合はChatworkよりも便利になることも多いと思います。
(Chatworkも連携できるサービスが増えていますが不具合が多い印象を受けます。例えば通知が来なかったり・・)

Microsoft Teams

弁護士の方は裁判所のテレビ会議で採用されていることもありご存知の方も多く利用している方も多いのではないでしょうか。実際にお客様との話の中で「裁判所がTeamsを利用するからインストールしないといけないんだけど,導入は大変なのかな」という雑談も2020〜2021年の間に何度あったか分からないほどです。
個人的にTeamsはテレビ会議がフリーズしたりパソコンのスペックにもよりますが動作がもっさりとする印象を受けており積極的には利用していませんし,今後は利用を控えようかと思っているほどです。(機能次第ではありますが)

GoogleChat

何度もサービス名が変更されましたが,2021年7月時点ではGoogleChatという名称でサービスが提供されています。
個人的にはこのGoogleChatの動作が軽く気楽だなと感じますが,利用者が多いChatworkばかりを使っています。
今後GoogleChatの機能が拡充されるという噂もあらゆるところで耳にしますし,一番期待しています。
期待する理由は色々あるのですが,メールなどをGoogleワークスペース(旧Gsuite)のEnterprise版を利用しているので容量に制限がないためチャット上でデータのやりとりをする際に容量を気にしなくても良いからです。

Chatworkのトラブル

Chatworkの利用頻度が高いのでChatworkで経験したトラブルや現時点での問題を書きたいと思います。

謎のグループチャットへの招待

Chatworkを利用しているとグループチャットの利用を検討する機会もあると思います。
グループチャットとは,同一組織内や組織外の複数の人とチャットをするためのグループです。
例えば,A法律事務所の弁護士が全員参加しているグループチャットを作成したり,事務局を含む全員が参加しているグループチャットを作ることもできますし,B法律事務所とA法律事務所の職員のグループチャットを作ることもできます。

このグループチャットで”誤ってグループに招待される”というケースが毎月数件あります。
私たちは基本的にグループチャットが乱立すると誤送信が起こるリスクが高まるため,最小限のグループチャットしか作成していないこともあり,誤招待をしたことはありませんが,グループチャット機能を駆使しているような組織は誤って招待をしてしまうリスクもありますし,グループチャットの名称が似ていると意図したグループチャット以外で発言してしまうリスクも高まりますので注意が必要です。

メールにも誤送信はあり得ますがメールは誤送信を防止する機能も備わっていることも多く,あまり誤送信を聞いたことがありませんが,チャットは誤送信されてくることが多いので充分に注意して工夫することが必要だと思います。

ちなみに私たちはビジネスチャットを使用するときは,名前やアイコンを分かりやすくして誤送信をなくす工夫をしたり,そもそも重要な内容をやりとりするときはビジネスチャットを利用せずグループウェアを使用するなどの対策をしています。

メールの誤送信対策は送信ボタンを押してから一定時間が経過するまでは実際に送信されず取り消すことができるようになっていたり,メールの送信時に組織内・組織外にメールを送るときにアラートがでるようになっており誤送信事故は過去に1度も起こっていません。(添付ファイルの添付もれはやらかしたことがあります(苦笑))

謎の外国人から連絡先追加の承認依頼

これはびっくりするほど多いのですが,全く知らない外国人から連絡先追加の承認依頼が来ます。
しかも一度拒否しても連続で承認依頼が来たりします。まずまちがいなくスパムなので無視するのが一番ですがいちいち見るのが面倒なのでやめてほしいですね・・

色々書きましたがビジネスチャットは便利

色々書きましたが結論としてはビジネスチャットは便利だと思います。
ただ,使い方を間違えると大変なことになりかねないのでこの点は注意が必要だと思います。

特に連絡先を頻繁に追加するような方は注意が必要ですし,チャットのメッセージが増えると時間を取られてしまうため業務に影響することもありますし,相手への配慮も必要になるかと思います。

結局のところ,使い方次第だとは思いますが,これから導入される方は用途などを考えて使うのがよろしいかと思います。

何かの参考になれば幸いです。

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