【2025年版】弁護士・司法書士のためのリスティング広告用語集|始める前に知っておきたい必須知識

リスティング広告(検索連動型広告)は、今すぐ客にアプローチできる非常に強力な集客ツールです。しかし、専門用語が多く、難しそうだと感じている先生方も少なくありません。

このページでは、弁護士・司法書士をはじめとする士業の先生方が、広告代理店との会話やご自身での運用で困らないよう、リスティング広告の基本的な用語を分かりやすく解説します。

成果を測るための最重要指標

広告のパフォーマンスを評価し、改善していくために欠かせない基本的な指標です。

コンバージョン (CV)

ウェブサイト上で獲得できる「成果」のことです。士業のホームページにおけるコンバージョンは、主に以下の行動を指します。

  • 電話での問い合わせ
  • メールフォームからの相談予約
  • 資料請求
  • LINE公式アカウントへの登録

コンバージョン率 (CVR)

広告をクリックしてサイトを訪れた人のうち、何パーセントがコンバージョンに至ったかを示す割合です。ウェブサイトの説得力や魅力度を測る指標と言えます。

  • 計算式: コンバージョン数 ÷ クリック数 × 100 (%)

獲得単価 (CPA)

1件のコンバージョン(問い合わせ)を獲得するために、いくらの広告費がかかったかを示す単価です。費用対効果を測る上で最も重要な指標であり、CPAは低ければ低いほど効率が良いとされます。

  • 計算式: 広告費 ÷ コンバージョン数

広告の表示とクリックに関する基本指標

広告がどのようにユーザーに表示され、クリックされているかを知るための指標です。

クリック単価 (CPC)

広告が1回クリックされるたびにかかる費用のことです。CPCはキーワードによって異なり、競合が多い「離婚 弁護士」のような人気キーワードは高騰する傾向にあります。

  • Cost Per Click の略。

クリック率 (CTR)

広告が表示された回数(インプレッション数)のうち、実際にクリックされた割合です。CTRが高い広告は、ユーザーの興味を惹きつける、魅力的な広告文であると判断できます。

  • 計算式: クリック数 ÷ 表示回数 × 100 (%)

品質スコア(旧:品質インデックス)

GoogleやYahoo!が、広告、キーワード、ランディングページ(広告のリンク先ページ)の品質を10段階で評価する指標です。このスコアが高いと、より低いクリック単価で、より上位に広告が表示されやすくなるという大きなメリットがあります。キーワードと広告文、そしてリンク先ページの内容の一貫性が非常に重要です。

掲載順位とインプレッションシェア

かつては単純な「順位」が重視されましたが、現在は「ページのどの位置に、どれくらいの割合で表示されたか」が重要視されます。

  • ページ上部のインプレッションシェア: 検索結果の1ページ目上部に広告が表示された割合。
  • 絶対ページ最上部のインプレッションシェア: 検索結果の最も目立つ最上部(1位)に広告が表示された割合。

広告の配信を最適化するための機能

広告の効果を最大化するために、知っておくべき重要な設定項目です。

地域ターゲティング

広告を配信する地域を市区町村単位まで絞り込める機能です。例えば、「名古屋市内に事務所があるため、愛知県内からのアクセスにのみ広告を表示する」といった設定が可能です。商圏が限られる士業にとっては必須の設定です。

対象外キーワード

事務所のサービスとは関係のない検索キーワードに対して、広告が表示されないように設定する機能です。例えば、離婚相談を扱う事務所が「無料」「自分で」「テンプレート」といったキーワードを除外することで、依頼見込みのないクリックを防ぎ、無駄な広告費を削減できます。

コンバージョン測定

コンバージョン(問い合わせ)を正確に計測するための機能です。「コンバージョン測定タグ」と呼ばれるコードをウェブサイトに設置することで、「どのキーワードから」「どの広告文で」問い合わせが発生したかを分析できます。広告運用の成果を可視化するために必要です。

A/Bテスト(広告テスト)

1つの広告グループに複数の異なる広告文(例:費用を強調するパターン、解決事例を訴求するパターン)を設定し、どちらがより高いクリック率やコンバージョン率を獲得できるかを検証する手法です。効果の高い広告文を見つけ出し、成果を最大化するために行います。

リスティング広告の構造

広告アカウントは、以下の3つの階層で構成されています。この構造を理解することが、効果的な運用の第一歩です。

アカウント

リスティング広告を管理する最上位の単位です。事務所の情報や支払い情報などを登録します。1つの事務所で1つのアカウントを作成するのが基本です。

キャンペーン

アカウントの下に位置する管理単位です。「相続」「債務整理」「交通事故」といった大きな業務カテゴリごとにキャンペーンを作成します。キャンペーン単位で、1日の予算や配信地域、配信スケジュールなどを設定します。

広告グループ

キャンペーンの下にあり、より具体的なキーワードと、それに対応する広告文をまとめたグループです。例えば、「相続」キャンペーンの中に、「相続放棄」「遺産分割協議」「遺言書作成」といった、より細かいテーマで広告グループを分けます。これにより、検索キーワードと広告文の関連性を高め、品質スコアの向上に繋げます。

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